Sendai City Promotion Magazine (in need of translation)
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Sendai City Promotion Magazine (in need of translation)
ケヤキ並木が新緑に輝く5月、「仙台・青葉まつり」に繰り出す山鉾(やまぼこ)の前で。この祭りは、1655(承応4)年に始まった「仙台祭り」がルーツ。豪華さを競う山鉾巡行、古式ゆかしい武者行列、賑やかな「すずめ踊り」などが杜の都に繰り広げられる。
鎌倉生まれですが、1歳4カ月の時に父の仕事の都合で仙台に越して来たので、完全に“仙台っこ”ですね。
アイススケートと出合ったのは5歳の時。両親によると、とても活発だったので、体を動かすことをやらせたいと考えたそうです。で、たまたま遊びに行った「ちびっこスケート教室」で、ひらひらのかわいいコスチュームに魅せられて…。これが私のスケート人生の第一歩です。
本当は私、すごく飽きっぽいんです。それなのによくスケートを続けてきたねと言われるんですが、スケートは次から次へと新しい技術を身に付けていかなければならないので、それをクリアするたびに自然に意欲をかき立てられて、いつのまにか今日があるという感じです。
しかも、明確な目標に向かって邁進していくタイプではなく、自分が今しなければならないことを、できるだけ丁寧にこなして積み重ねていくタイプ。だから、無理をしたり気負ったりすることもなく、マイペースでとても自然体なんですよ。
でも、選手生活が厳しいのも確か。スランプで苦しんだときもありました。普通の高校生や大学生の女の子のような過ごし方もしていない。そんな私にとって仙台は癒しの場所。この街があったからこそ、つらい時期を乗り越えてこられたのだと思っています。
東北高校を卒業してから、早稲田大学へ進学しましたが、東京から仙台をながめてみて、仙台はなんてバランスのとれた街だろうと思いました。華やかな都市としての機能、住む場所としての利便性や快適さ、ほっとさせてくれる自然…すべてが過不足なくあるのが仙台。
空気はおいしいし、街のたたずまいがやさしいのも私好みですね。仙台は、故郷だということを差し引いても、すごく魅力にあふれる街、戻ってきたくなる街なんです。心の拠点なのかもしれません。だから、遠征や合宿で海外から帰ると、何をおいても真っ先に仙台を目指します(笑)。ここで両親や友人と会い、母校を訪れて恩師と話をし、愛犬を連れて広瀬川河畔を散歩する…、そんな何気ない時間が大好きです。ずっと、この街で暮らしたい。
「世界選手権での優勝はすごくうれしかった。ふっと肩の力が抜けて、とても気持ちよく滑ることが出来たんです」。と、丁寧な語り口と穏やかな笑顔で話す理知的な雰囲気の荒川さん。
フィギュアスケート選手
荒川 静香
ARAKAWA Shizuka
1981年生まれ。仙台市在住。小学生のときにトリプルジャンプを跳び、94年から全日本ジュニア選手権で3連覇するなど、天才少女の名をほしいままに。私立東北高校1年の時、長野五輪に出場。
そして今年3月、ドイツ・ドルトムントで行われたフィギュアスケート世界選手権で、“パーフェクト”と称される演技で優勝。世界選手権での日本人の金メダルは、89年の伊藤みどり、94年の佐藤有香に次いで10年ぶり3人目。
この春、早稲田大学教育学部を卒業。2006年トリノ五輪に向けて注目が集まっている。
Source: http://www.city.sendai.jp/soumu/kouhou/s-new5/interview.html
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